楽園フェス

tulpen2005-08-14

こんばんは。やっと体力が回復しました。金曜日の夜から日曜の今日まで、どっと疲れが溜まったようです。では、金曜から3日連続・俳句ドキュメントだ〜。

金曜日の晩は最近お知り合いになったMさん、Iさんと沖縄料理屋で飲み会。話題は私も最近始めたブログについて。ちょうど<こちら>で十分に触れられているような内容を話していた(あ、もっと周辺的な話でしたけど>笑)。ほんと、ブログがもたらす私達の生活の変化を感じます。

…って、しまった! Iさんのプライベートをもっとお聞きしようと思ってたのに、聞けずじまいでした…。今度こそ、酔いつぶれないように気をつけていたのに、いつの間にか、泡盛をボトル1本以上開けてました。唯一の頼みは、たっぷりのウコン茶だけ。明日に不安を残しながら、とにかく帰らねば、と外に出ると大降りの雨。でもこの時期の雨は、暖かくて気持ちがいいものです。

泡盛
ひっくりかえし
時雨かな

ゴーヤフライ
苦味引き立つ
塩加減

翌朝。たっぷりウコンがてきめんに効き、すがすがしく7時起床。やや寝不足だけど、念願のサマーソニックのことを考えると気もそぞろ。毎年恒例のロック・フェスティバルで、今年も楽しみなアーティスト揃いなのです。ロック・フェスのなかでは千葉と大阪で2日間同時に開催される都市型のフェスティバルで、半分以上は海外アーティスト。私としては、80−90年代に活躍したイギリスのオルタナティブ・ロックバンドや、ニューウェーブ系がお目当て。

昨日の雨空を引きずったような曇り空だけど、どんどん上がる気温から、晴れを確信。ここら辺が夏の天気らしいですね。ロックフェスティバルは強烈な日差しが直撃する野外や猛烈なクーラーがかかっている屋内で踊りまくるため、体力の消耗が激しいのです。気をつけないと。

11時、海浜幕張に到着。もう1組目の演奏は始まっているが、だいたい新人アーティストが多いし、ここは落ち着いていかないと夜まで続きません。まずはビールを1杯調達して(おいおい>笑)、相棒と乾杯。彼女はオレンジ・レンジしか知らないのに、このような暑苦しいイベントに付き合ってくれた。感謝。

肝心のオレンジ・レンジのライブは昼からスタート。しかし私の予想通り、ちょっと期待はずれ。似たような曲が流れ、似たようなノリ・調子で引っ張ろうとする彼らのライブは、途中で十分満足して抜けた。それからは、

Interpol
N.Y.出身。JoyDivisionのようなサウンドに興奮
MEW
デンマーク。ヴォーカルのファルセット声と轟音のバンド音の組み合わせが魅力。うーん、ギター下手すぎないか……???
The Tears
英国。元Suedeのブレット・アンダーソンと天才バーナード・バトラーが再結成したバンドが初御目見え。バーナードが素晴らしい♪♪♪
Ian Brown
英国。元StoneRoses の彼。今回はしょっぱなからRosesの名曲「I Wanna Be Adored」「Made Of Stone」「Waterfall」を連発。歌った!踊った!叫んだ〜
DURAN DURAN
英国。かつてのアイドルバンド。やっぱり気になってIANを抜けて様子見に。うーん懐かしい。終わり!再びIANへ。

で、8時過ぎに終了。書き足りないけど、こんなに書いても既にトゥーマッチですよね…。

フェスティバルを振り返ると、今年は若い子が多い。しかもあんまり元気がない。知らないアーティストへの好奇心が見られない。実は何が悪かったのか、今回のライブは、どれも不十分な出来だった。アーティストにおもねる必要はないんだけど、どうせなら楽しんで聴いてあげればいいのに、リズムにのって見せたり、拍手してあげたり、CheerUpがないんだよな〜というのが私の感想。残念でした。

千葉マリン
夏空揺らす
爆音かな

音波浴び
だれもかもが
憂い忘れ

あの夏の
懐かしい曲
酔い崩れ

下の句には説明が必要ですね。80年代のアイドルDURAN DURANのライブにて。お互い40代中盤のご夫婦*1が期待満々で昔の曲を待ち構えてました。2人の周囲には、そのまま20年前に帰れそうな気が放たれ、お目当ての曲が始まるなり、ご夫婦は腕と腰を大きくぐるぐる回して踊り始めたのです(最近の子は縦に揺れることが多く、腰は回しません…)。すると奥様のほうが感激のあまりだったのか、よろっと崩れ、うずくまってしったのですが、すぐに立ち直って、この機を逃すまいと、再び踊りだしたのですね。将来の自分を見るようでした…(笑)だれかれ気兼ねなく踊れる自由さが、フェスのいいところです。私、フェスには楽園的なイメージ(妄想?!)を持ち続けています。

さて帰り道。全身の汗ですっかり冷え切ってしまい、一気に疲れきった体を直撃。数々のライブの余韻に浸りつつも、気力体力共に尽き、痺れながら帰宅。日曜は夕食前まで眠りを貪っておりました。今日って何か、ありましたか?(笑)

汗うかべ
眠りむさぼる
夏の午後

以上でした。明日からは平日バージョンで、その場その場で作っては捨てていく「句」つくりを目指します…

*1:駅前の居酒屋で待ち合わせしてそうなご夫婦(表現悪いですか?>笑)